物件探し

【相模原市】子育て世帯の家選び|学区・支援制度・おすすめエリアをFPが解説

2025年12月8日

「相模原市って子育てしやすい?」「どのエリアがファミリーにおすすめ?」

相模原市は神奈川県内で3番目に人口が多い政令指定都市。都心へのアクセスが良く、自然も豊かで、物件価格も東京より安いため、子育て世帯に人気のエリアです。さらに、リニア中央新幹線の開業で今後の発展も期待されています。

この記事では、相模原市で家を探している子育て世帯に向けて、学区情報・子育て支援制度・おすすめエリアをFPの視点から解説します。

この記事でわかること

相模原市が子育て世帯に人気の理由

相模原市は、神奈川県の北部に位置する政令指定都市です。緑区・中央区・南区の3区で構成されています。

相模原市の基本情報

人口 約72万人(神奈川県内3位)
面積 約328.9㎢(神奈川県最大)
主要駅 橋本駅、相模原駅、相模大野駅
都心へのアクセス 新宿まで約40分(橋本駅から)
リニア開業予定 橋本駅(2027年以降予定)

子育て世帯に人気の5つの理由

  • 物件価格が安い:東京・町田市より10〜20%安い相場
  • 自然が豊か:相模川、津久井湖、城山など自然スポット多数
  • リニア開業で将来性あり:橋本駅周辺は今後の発展に期待
  • 子育て支援が充実:独自の支援制度あり
  • 広い家が買える:同じ予算で東京より広い物件が手に入る

🚄 リニア中央新幹線の開業

橋本駅にはリニア中央新幹線の駅が設置予定(2027年以降開業予定)。開業すれば、橋本〜品川間が約10分、橋本〜名古屋間が約1時間に。資産価値の上昇も期待されています。

相模原市の子育て支援制度

相模原市は神奈川県の制度に加え、市独自の支援もあります。

医療費助成

対象 内容
乳幼児(0〜6歳) 医療費無料(所得制限なし)
小・中学生 医療費無料(所得制限なし)
高校生 通院:1回500円上限(2025年〜拡充)

※相模原市も高校生への医療費助成を拡充中です。最新情報は市の公式サイトでご確認ください。

保育・幼稚園

  • 保育園:認可保育園、小規模保育、家庭的保育など多様
  • 待機児童:近年は減少傾向(エリアによる差あり)
  • 幼稚園:公立・私立ともに選択肢あり
  • 幼児教育無償化:3〜5歳は保育料無料(国の制度)

その他の子育て支援

制度 内容
児童手当 0〜2歳:月15,000円、3歳〜中学生:月10,000円
出産・子育て応援事業 妊娠届出時5万円+出生届出時5万円(計10万円)
こどもセンター 市内に複数設置。無料で遊べる施設
さがみはら子育てきずなメール 妊娠中〜3歳まで子育て情報を配信
病児・病後児保育 市内5カ所で実施

💡 町田市との比較

項目 相模原市(神奈川県) 町田市(東京都)
高校生医療費 一部助成(500円上限) 完全無料
物件相場 10〜20%安い やや高め

医療費は町田市が有利、物件価格は相模原市が有利。どちらを重視するかで選ぶのがポイントです。

相模原市の学区と教育環境

相模原市には公立小学校72校、公立中学校37校があります。

相模原市の学校教育の特徴

  • 小中一貫教育:青和学園など一部で導入
  • 学校選択制:なし(基本は学区の学校に通学)
  • ICT教育:タブレット端末の配布済み
  • コミュニティスクール:地域と連携した学校運営

エリア別の人気学区

エリア 小学校 特徴
相模大野エリア 谷口小、若松小 落ち着いた住宅街、教育熱心な家庭が多い
橋本エリア 橋本小、旭小 再開発で人気上昇、新しい住宅が多い
相模原駅エリア 富士見小、中央小 市の中心部、利便性が高い
東林間エリア 東林小 閑静な住宅街、公園が多い

私立学校・高校へのアクセス

  • 県立相模原高校:県内トップクラスの進学校
  • 県立相模原中等教育学校:中高一貫校(人気校)
  • 私立校:小田急線・JR横浜線で都内・横浜方面へアクセス良好

子育て世帯におすすめのエリア5選

相模原市内で子育て世帯におすすめのエリアを紹介します。

① 橋本エリア(緑区)

最寄り駅 橋本駅(JR横浜線・京王相模原線)
特徴 リニア開業予定で注目度No.1。再開発が進行中
子育てポイント 商業施設が充実、将来性あり、交通アクセス良好
相場 新築戸建:3,800〜5,000万円

② 相模大野エリア(南区)

最寄り駅 相模大野駅(小田急線)
特徴 市内で最も栄えているエリア。商業施設が充実
子育てポイント 買い物便利、塾・習い事が多い、教育熱心な家庭が多い
相場 新築戸建:4,000〜5,500万円

③ 相模原駅エリア(中央区)

最寄り駅 相模原駅(JR横浜線)
特徴 市役所があるエリア。再開発で変化中
子育てポイント 行政サービスが近い、公共施設が充実
相場 新築戸建:3,500〜4,800万円

④ 東林間・小田急相模原エリア(南区)

最寄り駅 東林間駅・小田急相模原駅(小田急線)
特徴 閑静な住宅街、落ち着いた雰囲気
子育てポイント 治安が良い、公園が多い、静かな環境
相場 新築戸建:3,500〜4,500万円

⑤ 淵野辺エリア(中央区)

最寄り駅 淵野辺駅(JR横浜線)
特徴 大学が多い文教地区。JAXA相模原キャンパスもある
子育てポイント 教育施設が多い、学生向け施設も子どもに◎
相場 新築戸建:3,300〜4,300万円

📍 エリア選びのポイント

  • 将来性重視:リニア開業に期待(橋本)
  • 利便性重視:商業施設が充実(相模大野)
  • 落ち着いた環境:閑静な住宅街(東林間、淵野辺)
  • コスパ重視:相場が安め(相模原駅、淵野辺)

相模原市の物件相場(2025年)

相模原市内の物件相場をまとめます。

戸建の相場

エリア 新築戸建 中古戸建(築15年)
橋本駅周辺 3,800〜5,000万円 2,800〜4,000万円
相模大野駅周辺 4,000〜5,500万円 2,800〜4,200万円
相模原駅周辺 3,500〜4,800万円 2,500〜3,800万円
東林間・小田急相模原 3,500〜4,500万円 2,300〜3,500万円
淵野辺駅周辺 3,300〜4,300万円 2,200〜3,300万円

マンションの相場

エリア 新築マンション 中古マンション(築15年)
橋本駅周辺 4,500〜6,000万円 2,500〜3,800万円
相模大野駅周辺 4,500〜6,000万円 2,500〜4,000万円
その他エリア 3,500〜5,000万円 1,800〜3,000万円

💡 相場のポイント

相模原市は町田市より10〜20%安い相場。同じ予算なら、より広い家・駅近の物件が狙えます。特に橋本エリアはリニア開業で資産価値上昇の可能性があり、注目です。

FPが教える「子育て×住宅購入」の注意点

最後に、子育て世帯が家を買うときのFPからのアドバイスをお伝えします。

注意点① 教育費を計算に入れる

住宅ローンだけでなく、教育費も大きな支出です。

進路 幼稚園〜大学の総額(目安)
すべて公立 約800万円
高校から私立 約1,200万円
中学から私立 約1,500万円
すべて私立 約2,300万円

住宅ローンを組む際は、教育費も含めたライフプランを立てましょう。

注意点② 将来の資産価値も考える

相模原市、特に橋本エリアはリニア開業で資産価値が上がる可能性があります。

  • リニア開業予定:橋本〜品川 約10分
  • 再開発:橋本駅周辺で進行中
  • 人口増加:ファミリー層の流入が続く

将来、住み替えや売却を考える場合は、資産価値の維持・上昇が見込めるエリアを選ぶのも一つの考え方です。

注意点③ 通学路の安全確認

  • 歩道の有無:車通りの多い道は危険
  • 距離:小学校まで徒歩20分以内が目安
  • 見通し:死角が多い道は避ける

物件を見に行くときは、通学路を実際に歩いてみることをおすすめします。

FPとしての本音

相模原市は「価格」と「将来性」のバランスが良いエリアです。

町田市と比べて物件が安い分、教育費や老後資金に回せるお金が増えます

「どちらが自分に合っているか」は、ライフプラン全体で判断することが大切です。

まとめ

  1. 相模原市は物件価格が安い:町田市より10〜20%安い相場
  2. リニア開業で将来性あり:橋本エリアは資産価値上昇に期待
  3. 子育て支援も充実:医療費助成、こどもセンターなど
  4. エリアによって特徴が異なる:利便性重視、落ち着いた環境など選べる
  5. 住宅購入は教育費も含めて計画:FPに相談してライフプランを見える化

⚠️ リニア開業前がチャンス?

橋本エリアはリニア開業に向けて価格上昇中です。

開業後はさらに上がる可能性があるため、「買うなら今」という声も。

気になる方は早めのご相談をおすすめします!

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