物件探し

【町田・相模原】新築と中古、どっちがお得?FPが教える「本当の費用」で比較する方法

2025年12月8日

「新築は高いけど安心」「中古は安いけど不安」――そんなイメージをお持ちではありませんか?

実は、購入価格だけで比較すると損をする可能性があります。住宅は「買って終わり」ではなく、30年、40年と住み続けるもの。維持費やリフォーム費用まで含めた「本当の費用」で比較することが大切です。

この記事では、町田市・相模原市エリアの実際の価格データをもとに、FPの視点から新築と中古の「本当の損得」を解説します。

この記事でわかること

新築と中古、購入価格の差はどのくらい?

まず、新築と中古の価格差を見てみましょう。

全国平均の価格差

物件タイプ 新築 中古 価格差
戸建 約3,500万円 約2,500万円 約1,000万円
マンション 約4,500万円 約3,000万円 約1,500万円

※国土交通省「住宅市場動向調査」より

一般的に、中古は新築より20〜30%安いと言われています。

しかし、この価格差だけで判断するのは危険です。なぜなら、中古には「見えないコスト」がかかるからです。

新築のメリット・デメリット

新築のメリット

  • 最新の設備・性能:省エネ性能、耐震性能、断熱性能が高い
  • 保証が充実:構造部分は10年保証(品確法)
  • しばらく修繕不要:10〜15年は大きなメンテナンス不要
  • 住宅ローン減税が有利:控除額が大きい(最大455万円)
  • 自分好みの仕様:間取りや設備を選べる(注文住宅の場合)
  • 誰も住んでいない安心感:心理的に気持ちがいい

新築のデメリット

  • 価格が高い:中古より20〜30%高い
  • 資産価値の下落が大きい:購入直後に10〜20%下がることも
  • 実物を見て買えないことも:建売以外は完成前に契約
  • 立地が郊外になりがち:駅近の土地は既に開発済み

中古のメリット・デメリット

中古のメリット

  • 価格が安い:新築より20〜30%安い
  • 立地が良い物件が多い:駅近、利便性の高いエリア
  • 実物を見て買える:日当たり、騒音、雰囲気を確認できる
  • 資産価値が安定:築20年以降は下落が緩やか
  • リノベーションで自分好みに:間取り変更も可能

中古のデメリット

  • リフォーム費用がかかる:水回り、外壁など
  • 設備が古い:省エネ性能、耐震性能が低い場合も
  • 保証が少ない:個人売主の場合、瑕疵担保責任が短い
  • 住宅ローン減税が不利な場合も:築年数によっては対象外
  • 見えない不具合のリスク:シロアリ、雨漏り、配管劣化など

💡 中古を選ぶなら「ホームインスペクション」がおすすめ

中古住宅を購入する際は、専門家による建物診断(ホームインスペクション)を受けることをおすすめします。費用は5〜10万円程度ですが、購入後のトラブルを防げます。

町田・相模原エリアの新築vs中古 価格比較

町田市・相模原市エリアの実際の価格を見てみましょう。

戸建の価格比較(2025年)

エリア 新築戸建 中古戸建(築15年) 価格差
町田駅周辺 4,500〜5,500万円 3,000〜4,000万円 約1,500万円
相模原駅周辺 3,500〜4,500万円 2,500〜3,500万円 約1,000万円
橋本駅周辺 3,800〜4,800万円 2,800〜3,800万円 約1,000万円
相模大野駅周辺 4,000〜5,000万円 2,800〜3,800万円 約1,200万円

マンションの価格比較(2025年)

エリア 新築マンション 中古マンション(築15年) 価格差
町田駅周辺 5,000〜7,000万円 3,000〜4,500万円 約2,000万円
相模原駅周辺 4,000〜5,500万円 2,500〜3,500万円 約1,500万円
橋本駅周辺 4,500〜6,000万円 2,800〜4,000万円 約1,700万円

📍 町田・相模原エリアの特徴

  • 町田駅周辺:商業施設が充実、価格は高め
  • 相模原駅周辺:再開発で注目、価格上昇傾向
  • 橋本駅周辺:リニア開業で将来性あり
  • 相模大野駅周辺:ファミリー層に人気、住環境良好

購入価格だけじゃない!「本当の費用」で比較

ここからが重要です。購入価格だけで比較すると判断を誤ります。

住宅には「買った後のコスト」がかかります。30年間の総コストで比較してみましょう。

30年間の総コスト比較(戸建の場合)

項目 新築(4,000万円) 中古・築15年(3,000万円)
購入価格 4,000万円 3,000万円
諸費用 約280万円 約250万円
リフォーム費用 0円 約300万円(購入時)
修繕費(30年間) 約500万円 約800万円
住宅ローン利息
(35年・金利0.5%)
約360万円 約270万円
住宅ローン減税 ▲約300万円 ▲約140万円
光熱費の差
(省エネ性能)
0円(基準) +約180万円
30年間の総コスト 約4,840万円 約4,660万円
差額 約180万円(中古が安い)

意外と差が縮まる理由

  • 中古はリフォーム費用がかかる:水回り、外壁、屋根など
  • 中古は修繕費が多い:設備の寿命が短い
  • 新築は住宅ローン減税が大きい:最大455万円 vs 最大210万円
  • 新築は光熱費が安い:断熱性能が高く、冷暖房費が抑えられる

💡 FPの視点

購入価格は中古が1,000万円安くても、30年間の総コストで見ると差は約180万円に縮まります。

「中古だから絶対お得」とは限らないのです。

FPが教える「あなたに合った選び方」

新築と中古、どちらが「お得」かは人によって違います。大切なのは、あなたのライフスタイルに合った選択をすることです。

新築が向いている人

  • ✓ 最新の設備・性能にこだわりたい
  • ✓ 10〜15年は修繕のことを考えたくない
  • ✓ 住宅ローン減税をフル活用したい
  • ✓ 誰も住んでいない家がいい
  • ✓ 長く住む予定(30年以上)

中古が向いている人

  • ✓ 初期費用を抑えたい
  • ✓ 立地を最優先したい(駅近など)
  • ✓ 実物を見て判断したい
  • ✓ リノベーションを楽しみたい
  • ✓ 将来的に住み替える可能性がある

FPが考える「賢い選び方」

  1. 購入価格だけで判断しない:30年間の総コストで比較する
  2. 立地と価格のバランス:同じ予算なら、中古で駅近 vs 新築で駅遠
  3. 中古は「ホームインスペクション」検討:購入前に建物診断を
  4. リフォーム費用を見積もっておく:中古は+300〜500万円を想定
  5. FPに相談して総合判断:ライフプラン全体で考える

まとめ

  1. 購入価格は中古が20〜30%安い:町田・相模原では1,000〜2,000万円の差
  2. しかし「本当の費用」で見ると差は縮まる:リフォーム費、修繕費、光熱費がかかる
  3. 新築のメリット:最新設備、保証充実、住宅ローン減税が有利
  4. 中古のメリット:価格が安い、立地が良い、実物確認できる
  5. 大切なのは「あなたに合った選択」:ライフスタイルと総コストで判断

⚠️ 「安いから」で中古を選ぶと後悔することも

中古住宅には「見えないコスト」が隠れています。

リフォーム費用、修繕費、光熱費…購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないために。

FPと一緒に「本当の費用」を計算してみませんか?

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