住み替え・買い替え

【町田・相模原】買い替え完全ガイド③|失敗しないタイミングと進め方をFPが解説

2025年12月10日

📚 買い替え完全ガイド(全3話)
第1話:売り先行vs買い先行
第2話:お金と税金
第3話:成功するタイミングと進め方(この記事)

「買い替え、いつ始めればいいの?」「何から手をつければいい?」

買い替えは人生で何度も経験するものではありません。だからこそ、失敗したくないという気持ちは当然です。

シリーズ最終回の第3話では、買い替えのベストタイミング失敗しない進め方をFPが解説します。

この記事でわかること

買い替えのベストタイミング

買い替えのタイミングは、ライフイベント市場環境の両面から考える必要があります。

ライフイベントから考えるタイミング

きっかけ ベストタイミング 理由
子どもの成長(手狭) 小学校入学の1〜2年前 学区を選んで引っ越せる、転校を避けられる
子どもの独立(広すぎる) 独立後1〜2年以内 体力があるうちに、物件価値が下がる前に
転勤・転職 決定後すぐ 新生活に合わせたスケジュールが必要
親の介護 介護が本格化する前 余裕を持って準備できる
老後の住み替え 60代前半 住宅ローンが組めるうちに、体力があるうちに

市場環境から考えるタイミング

市場状況 売却 購入
不動産価格が上昇中 ◎ 高く売れる △ 高く買うことになる
不動産価格が下落中 △ 安くなる前に売る ◎ 安く買える
金利が上昇中 △ ローン負担が増える

季節から考えるタイミング

時期 売却 購入
1〜3月 ◎ 新生活需要で売れやすい △ 競争が激しい
4〜6月 ○ 落ち着いた時期 ○ 物件が出やすい
7〜8月 △ 夏は動きが鈍い ○ じっくり探せる
9〜12月 ○ 秋は動きが活発 ○ 年内入居を狙う人向け

💡 FPのアドバイス

市場タイミングを完璧に読むのは難しいです。

それよりもライフイベントに合わせたタイミングを優先しましょう。

「子どもの入学に間に合わせたい」「転勤までに売りたい」など、ゴールから逆算するのがポイントです。

買い替えのスケジュール

買い替えには6ヶ月〜1年かかるのが一般的です。売り先行・買い先行それぞれのスケジュールを見てみましょう。

売り先行のスケジュール(約8〜12ヶ月)

時期 やること ポイント
1ヶ月目 FP相談、資金計画 いくらで売れる?新居の予算は?
1〜2ヶ月目 査定、不動産会社選び 複数社に査定を依頼
2〜3ヶ月目 媒介契約、売却活動開始 内覧対応の準備
3〜6ヶ月目 買主を探す 価格交渉、条件調整
6〜7ヶ月目 売買契約 引き渡し日を調整
7〜9ヶ月目 新居探し、購入契約 売却代金を元に予算確定
9〜10ヶ月目 仮住まい、引っ越し① タイミングが合わない場合
10〜12ヶ月目 新居引き渡し、引っ越し② 新生活スタート

買い先行のスケジュール(約6〜10ヶ月)

時期 やること ポイント
1ヶ月目 FP相談、資金計画 ダブルローンは払える?
1〜3ヶ月目 新居探し じっくり物件を選ぶ
3〜4ヶ月目 購入契約、住宅ローン審査 ダブルローンの審査
4〜5ヶ月目 新居引き渡し、引っ越し 1回の引っ越しで完了
5〜6ヶ月目 今の家の売却活動開始 空き家なので内覧しやすい
6〜10ヶ月目 売却完了 売却代金でローン返済

⏰ スケジュールのポイント

  • 余裕を持って開始:ゴールの1年前には動き始める
  • 売却期間は読めない:3ヶ月で売れることも、半年かかることも
  • 繁忙期を狙う:1〜3月に売却できるよう逆算

失敗しないための5つのポイント

買い替えでよくある失敗と、その対策をお伝えします。

① 売却価格を高く見積もりすぎない

失敗例 「3,500万円で売れるはず」と思い込み、3,000万円の新居を購入。実際は2,800万円でしか売れず、資金ショート。
対策 複数社の査定を受け、最低ラインで資金計画を立てる

② 諸費用を忘れない

失敗例 売却代金と購入価格だけで計算。仲介手数料、登記費用、引っ越し代で想定外の出費。
対策 諸費用は売却価格の5%+購入価格の10%で見積もる

③ スケジュールに余裕を持つ

失敗例 「3ヶ月で売れる」と思い、新居を先に契約。売却が長引き、ダブルローンが半年続いた。
対策 売却は最低6ヶ月かかると想定。余裕を持ったスケジュールで

④ 税金の特例を事前に確認

失敗例 3,000万円控除を使うつもりが、住宅ローン控除の方がお得だった。でも、もう申告してしまった…
対策 売却前にFPや税理士に相談。どちらがお得か試算する

⑤ 感情的にならない

失敗例 「この物件を逃したくない!」と焦って購入。冷静に考えると予算オーバーだった。
対策 事前に予算と条件を明確に。第三者(FP)の意見を聞く

📋 買い替え成功のチェックリスト

  • ☐ 複数社の査定を受けた
  • ☐ 最低ラインの売却価格で資金計画を立てた
  • ☐ 諸費用を含めた総額を把握している
  • ☐ スケジュールに6ヶ月以上の余裕がある
  • ☐ 税金の特例をどう使うか決めた
  • ☐ 新居の予算上限を決めている

不動産会社の選び方

買い替えでは、不動産会社選びが成功を左右します。

不動産会社の3つのタイプ

タイプ 特徴 向いている人
大手仲介会社 知名度、広告力、全国ネットワーク 広く買主を探したい人
地元密着型 地域の相場に詳しい、きめ細かい対応 町田・相模原エリアに絞っている人
FP×不動産 資金計画・ライフプランまで対応 お金の不安がある人、総合的な相談をしたい人

良い不動産会社の見分け方

  • 査定の根拠を説明してくれる:「なぜこの価格か」を具体的に
  • デメリットも正直に話す:売却に不利な点も隠さない
  • 資金計画を一緒に考えてくれる:売ることだけでなく、お金の流れも
  • スケジュールを明確に提示:いつまでに何をするか
  • しつこい営業をしない:信頼関係を大切にする

避けた方がいい不動産会社

  • ✕ 査定価格だけ高くて根拠がない(売れない価格で釣る)
  • ✕ 「すぐ契約しないと」と急かす
  • ✕ 売却のことしか話さない(購入や資金計画は他社任せ)
  • ✕ 連絡が遅い、質問に答えてくれない

💡 買い替えは「売却」と「購入」を同じ会社に任せるのがおすすめ

  • スケジュール調整がスムーズ
  • 資金計画を一貫して管理できる
  • 担当者が状況を把握しているので、的確なアドバイスがもらえる

町田・相模原エリアの買い替え事情

町田市・相模原市での買い替えを検討している方へ、エリアの特徴をお伝えします。

エリアの売却動向

エリア 売れやすさ 特徴
町田駅周辺 人気エリア、需要が高い
南町田 再開発で人気上昇中
鶴川・成瀬 ファミリー層に人気
橋本駅周辺 リニア開業期待で注目
相模大野 商業施設充実、人気
相模原駅周辺 市の中心部、需要安定

買い替えパターン例

パターン 今の家 新居 理由
広さアップ 町田駅近マンション 相模原市の戸建 子どもの成長、予算を抑えて広く
利便性アップ 相模原市郊外の戸建 町田駅近マンション 子どもの独立、老後は駅近に
将来性重視 町田市の戸建 橋本駅周辺 リニア開業を見越して

📍 エリアの特徴を活かした買い替え

町田市と相模原市は隣接しており、両市をまたいだ買い替えも多いです。

  • 町田→相模原:同じ予算で広い家が買える
  • 相模原→町田:東京都の制度(医療費助成など)を利用できる

どちらに住むかは、こちらの記事も参考にしてください。

買い替え成功へのロードマップ

最後に、買い替え成功への道筋を整理します。

STEP1:まずは相談(無料)

  • 今の家がいくらで売れそうか、査定を受ける
  • 資金計画を立てる(FPに相談がおすすめ)
  • 売り先行か買い先行か、方針を決める

STEP2:売却・購入活動

  • 信頼できる不動産会社を選ぶ
  • スケジュールを立てて、計画的に進める
  • 税金の特例をどう使うか、事前に決める

STEP3:契約・引っ越し

  • 売却と購入のタイミングを調整
  • 諸手続き(ローン、登記、引っ越し)を進める
  • 新生活スタート!

🎯 買い替え成功の秘訣

  1. 早めに相談:1年前から動き始める
  2. 資金計画を最優先:お金の流れを把握する
  3. プロの力を借りる:FP×不動産のワンストップ相談がベスト

まとめ:買い替え完全ガイド

全3話でお届けした「買い替え完全ガイド」のポイントを振り返ります。

シリーズ総まとめ

テーマ ポイント
第1話 売り先行vs買い先行 迷ったら売り先行、状況に応じて選ぶ
第2話 お金と税金 諸費用は約400〜500万円、特例を賢く使う
第3話 タイミングと進め方 1年前から準備、スケジュールに余裕を
  1. タイミング:ライフイベントに合わせて、1年前から準備
  2. スケジュール:売却は最低6ヶ月かかると想定
  3. 失敗しないポイント:売却価格は最低ラインで、諸費用を忘れずに
  4. 不動産会社選び:売却と購入を一貫して任せられる会社が◎
  5. まずは相談:FPに資金計画から相談するのがベスト

買い替え、何から始めればいいかわからない方へ

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「今の家、いくらで売れる?」「資金計画を立ててほしい」「売り先行と買い先行、どっちがいい?」

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