住み替え・買い替え

    

【町田・相模原】買い替え完全ガイド①|売り先行vs買い先行、あなたに合った方法はどっち?

2025年12月9日

📚 買い替え完全ガイド(全3話)
第1話:売り先行vs買い先行(この記事)
第2話:買い替えのお金と税金
第3話:成功するタイミングと進め方

「子どもが大きくなって手狭になった」「通勤が大変だから職場の近くに住みたい」

住み替え・買い替えを考え始めたとき、最初に悩むのが「今の家を先に売るか、次の家を先に買うか」という問題です。

この記事では、買い替えの2つの方法「売り先行」と「買い先行」の違いをわかりやすく解説。あなたに合った方法を見つけましょう。

この記事でわかること

買い替えとは?基本の流れ

買い替え(住み替え)とは、今住んでいる家を売却して、新しい家を購入することです。

買い替えの基本ステップ

ステップ 内容
① 計画 資金計画、スケジュール、希望条件の整理
② 査定 今の家がいくらで売れるか査定を受ける
③ 売却活動 今の家を売りに出す
④ 物件探し 新しい家を探す
⑤ 契約・決済 売却と購入の契約・決済を進める
⑥ 引っ越し 新居への引っ越し

買い替えの2つの方法

買い替えには大きく分けて2つの方法があります。

方法 内容
売り先行 今の家を先に売ってから、新しい家を買う
買い先行 新しい家を先に買ってから、今の家を売る

💡 ポイント

どちらを選ぶかで、スケジュール・資金計画・リスクが大きく変わります。

それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。

売り先行とは?メリット・デメリット

売り先行とは、今の家を先に売却してから、新しい家を購入する方法です。

売り先行の流れ

順番 内容 期間目安
今の家の査定・売却活動開始
買主が見つかり、売買契約 3〜6ヶ月
新しい家を探し始める
新しい家の購入契約 1〜3ヶ月
引き渡し・引っ越し 1〜2ヶ月

売り先行のメリット

  • 資金計画が立てやすい:売却価格が確定してから購入できる
  • 二重ローンのリスクがない:今の家のローンを完済してから購入
  • 売り急ぐ必要がない:じっくり適正価格で売却できる
  • 購入予算が明確:手元資金がはっきりするので安心

売り先行のデメリット

  • 仮住まいが必要になる場合がある:売却と購入のタイミングが合わないと一時的に賃貸へ
  • 引っ越しが2回になる可能性:今の家→仮住まい→新居
  • 仮住まいの費用がかかる:家賃・敷金・礼金・引っ越し代
  • 気に入った物件を逃す可能性:売却中に良い物件が出ても買えない

🏠 仮住まいの費用目安(3ヶ月の場合)

家賃(3ヶ月分) 約36万円(月12万円×3ヶ月)
敷金・礼金 約24万円
引っ越し代(2回分) 約30万円
合計 約90万円

買い先行とは?メリット・デメリット

買い先行とは、新しい家を先に購入してから、今の家を売却する方法です。

買い先行の流れ

順番 内容 期間目安
新しい家を探し始める
気に入った物件を見つけ、購入契約 1〜3ヶ月
新居の引き渡し・引っ越し 1〜2ヶ月
今の家の売却活動開始
買主が見つかり、売却完了 3〜6ヶ月

買い先行のメリット

  • 仮住まいが不要:今の家から新居へ直接引っ越し
  • 引っ越しは1回だけ:費用と手間を節約
  • じっくり物件を探せる:気に入った物件が見つかるまで待てる
  • 空き家で売却できる:内覧対応がしやすく、売れやすい

買い先行のデメリット

  • 二重ローンのリスク:今の家が売れるまで2つの住宅ローンを払う
  • 資金繰りが複雑:購入資金を先に用意する必要がある
  • 売り急ぐ可能性:ローン負担を減らすため、安値で売却してしまうことも
  • つなぎ融資が必要な場合も:売却代金が入るまでの資金調達

💰 二重ローンの負担例

今の家のローン 月10万円
新しい家のローン 月12万円
合計(月々) 月22万円
6ヶ月続いた場合 約132万円

売り先行vs買い先行 比較表

項目 売り先行 買い先行
資金計画の立てやすさ ◎ 立てやすい △ 複雑
二重ローンのリスク ◎ なし ✕ あり
仮住まいの必要性 △ 必要な場合あり ◎ 不要
引っ越し回数 △ 2回の可能性 ◎ 1回
売却価格 ◎ じっくり適正価格 △ 売り急ぐ可能性
物件選びの自由度 △ 良い物件を逃す可能性 ◎ じっくり選べる
おすすめの人 資金に余裕がない人
リスクを避けたい人
資金に余裕がある人
物件にこだわりたい人

あなたに合った方法の選び方

売り先行がおすすめの人

  • 住宅ローンの残債が多い(残債>売却見込み額)
  • 預貯金に余裕がない
  • 二重ローンを払う余裕がない
  • リスクをできるだけ避けたい
  • 売却を急いでいない

買い先行がおすすめの人

  • 住宅ローンの残債が少ない(または完済している)
  • 預貯金に余裕がある
  • 二重ローンを一時的に払える
  • どうしても欲しい物件がある
  • 仮住まいを避けたい(子どもの学校など)

チェックリスト

📋 どちらが合うか、チェックしてみましょう!

質問 はい→
住宅ローンの残債が売却見込み額より多い? 売り先行
預貯金が500万円以下? 売り先行
仮住まいを絶対に避けたい? 買い先行
今の家が売れなかったらどうしようと不安? 売り先行
気に入った物件が今すぐある? 買い先行

町田・相模原エリアではどちらがおすすめ?

町田市・相模原市エリアの不動産市場を踏まえると、以下のような傾向があります。

エリアの市場動向

項目 町田市 相模原市
売却にかかる期間 3〜6ヶ月 3〜6ヶ月
需要の高いエリア 町田駅、南町田駅周辺 橋本駅、相模大野駅周辺
売れやすい物件 駅徒歩15分以内、築20年以内 駅徒歩15分以内、築25年以内

FPとしてのアドバイス

💡 迷ったら「売り先行」がおすすめ

町田・相模原エリアでは、駅近・築浅の物件は比較的売れやすいですが、確実に売れるまで数ヶ月かかるのが現実です。

資金計画に不安がある場合は、売り先行でリスクを抑えるのがおすすめ。

ただし、どちらが良いかは残債・預貯金・ライフプランによって変わります。

まとめ

  1. 売り先行:今の家を先に売る → 資金計画が立てやすく、リスクが少ない
  2. 買い先行:新しい家を先に買う → 仮住まい不要、物件をじっくり選べる
  3. どちらにもメリット・デメリットがある:状況に応じて選ぶ
  4. 迷ったら売り先行がおすすめ:リスクを抑えられる
  5. 判断に迷ったらFPに相談:資金計画・ライフプランをもとにアドバイス

📘 次回予告

第2話:買い替えのお金と税金

ダブルローン、つなぎ融資、3,000万円特別控除…買い替えで知っておくべきお金と税金の話を解説します。

買い替え、どちらが良いか迷ったら

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