住宅ローン

【町田・相模原】住宅ローン審査に通らない?FPが教える「審査に通る人・落ちる人」の違い

2025年12月8日

「住宅ローンの審査に落ちたらどうしよう…」「自分の年収で本当に借りられる?」

住宅購入を考える方の多くが、住宅ローン審査への不安を抱えています。実は、審査に通る人と落ちる人には明確な違いがあります。

この記事では、町田市・相模原市エリアで住宅購入をお考えの方に向けて、FPの視点から審査のポイント通過率を上げるコツを解説します。事前に対策すれば、審査通過の可能性は大きく上がります。

この記事でわかること

住宅ローン審査とは?2段階の審査を理解する

住宅ローンの審査は、2段階で行われます。

審査の流れ

段階 名称 期間 内容
第1段階 事前審査(仮審査) 即日〜1週間 簡易的な審査。年収、勤務先、借入状況をチェック
第2段階 本審査 1〜3週間 詳細な審査。書類を細かくチェック

事前審査と本審査の違い

  • 事前審査:物件探しの前に「いくらまで借りられるか」を確認。複数の銀行に申し込み可能
  • 本審査:物件が決まってから正式に申し込み。より厳密に審査される

💡 FPのアドバイス

事前審査に通っても、本審査で落ちることがあります。事前審査はあくまで「仮」。本審査までに転職したり、新たな借入をすると、本審査で落ちる原因になります。

審査で見られる7つのポイント

金融機関は、住宅ローンの審査で以下の7つをチェックしています。

① 返済負担率(最重要)

年収に対する年間返済額の割合です。

年収 返済負担率の上限 年間返済額の上限
400万円未満 30%以下 120万円(月10万円)
400万円以上 35%以下 年収の35%

※ただし、金融機関によっても異なります。25%以下が安心ラインです。

② 年収

借入可能額の目安は年収の5〜7倍です。

年収 借入可能額の目安
300万円 1,500〜2,100万円
400万円 2,000〜2,800万円
500万円 2,500〜3,500万円
600万円 3,000〜4,200万円
700万円 3,500〜4,900万円

③ 勤続年数

  • 一般的な基準:勤続1年以上(銀行による)
  • 有利になる:勤続3年以上
  • 転職直後:審査が厳しくなる場合あり

④ 雇用形態

雇用形態 審査の通りやすさ
正社員・公務員 ◎ 通りやすい
契約社員 ○ 条件次第
派遣社員 △ 厳しめ
自営業・フリーランス △ 3年以上の実績が必要
パート・アルバイト × 難しい

⑤ 信用情報(個人信用情報)

過去のクレジットカードやローンの返済履歴をチェックされます。

  • 延滞履歴:過去5年以内の延滞は要注意
  • 債務整理:自己破産、任意整理があると5〜10年は厳しい
  • 携帯料金の延滞:端末分割払いの延滞も記録される

⑥ 他の借入状況

カーローン、カードローンなどの借入があると、借入可能額が減ります。

⑦ 健康状態

住宅ローンには団体信用生命保険(団信)への加入が必須です。健康状態によっては加入できない場合があります。

審査に落ちる人の5つの特徴

審査に落ちる人には、共通する特徴があります。

特徴① 返済負担率がオーバーしている

年収に対して借入希望額が多すぎる場合、審査に落ちます。

対策:借入額を減らす、頭金を増やす、物件価格を下げる

特徴② 信用情報に傷がある

  • クレジットカードの支払い延滞
  • 携帯電話料金の延滞(端末分割含む)
  • カードローンの延滞
  • 奨学金の延滞

対策:事前に信用情報を確認する(CIC、JICCで開示請求可能)

特徴③ 他の借入が多い

カーローン、カードローン、リボ払い残高があると、その分借入可能額が減ります。

対策:住宅ローン申込前に完済する

特徴④ 勤続年数が短い・転職直後

転職したばかりだと「安定した収入がない」と判断されます。

対策:転職後1年以上経ってから申し込む

特徴⑤ 健康状態に問題がある

団信に加入できないと、住宅ローンが組めない場合があります。

対策:ワイド団信、フラット35(団信任意)を検討

⚠️ 注意

審査に落ちた理由は金融機関から教えてもらえません。事前に対策することが重要です。

町田・相模原エリアで使いやすい金融機関

町田市・相模原市エリアで住宅ローンを組む場合、以下の金融機関がおすすめです。

地元に強い金融機関

金融機関 特徴 審査の傾向
横浜銀行 神奈川県最大の地銀。相模原市内に支店多数 地元企業勤務者に強い
きらぼし銀行 町田市・多摩エリアに強い 柔軟な対応が期待できる
JA(農協) 相模原市内に複数の支店 組合員優遇あり
ろうきん 労働組合員向け 組合員は金利優遇

ネット銀行

金融機関 特徴 審査の傾向
住信SBIネット銀行 金利が低い、全疾病保障無料 年収400万円以上が目安
auじぶん銀行 金利が低い、がん50%保障無料 審査はやや厳しめ
イオン銀行 イオンでの買い物5%OFF、金利も低め 審査は比較的通りやすい
PayPay銀行 手数料が安い 審査は標準的

審査が不安な方向け

金融機関 特徴
フラット35 年収基準が明確、審査が通りやすい傾向
地方銀行・信金 地元に密着、柔軟な対応が期待できる

📍 町田・相模原エリアの特徴

地元金融機関は、地域の企業や物件事情に詳しいため、メガバンクより柔軟な対応をしてくれることがあります。審査が不安な方は、地元金融機関への相談がおすすめです。

審査通過率を上げる7つの対策

審査に通る確率を上げるために、事前にできる対策を紹介します。

対策① 信用情報を確認する

申し込み前に、自分の信用情報を確認しましょう。

  • CIC:クレジットカード、携帯電話の情報
  • JICC:消費者金融、カードローンの情報
  • 全銀協:銀行ローンの情報

開示手数料は500〜1,000円程度。ネットで簡単に確認できます。

対策② 他の借入を完済する

カーローン、カードローン、リボ払い残高は、住宅ローン申込前に完済しましょう。

完済すると、借入可能額が増えます

対策③ クレジットカードを整理する

使っていないクレジットカードは解約しましょう。

カードの「キャッシング枠」は、使っていなくても借入可能額として計算されることがあります。

対策④ 頭金を用意する

頭金があると、借入額が減り、審査に通りやすくなります。

目安は物件価格の10〜20%。難しければ諸費用分だけでも。

対策⑤ 複数の金融機関に申し込む

事前審査は複数の金融機関に同時に申し込んでOKです。

1つ落ちても、他で通る可能性があります。3〜5社に申し込むのがおすすめ。

対策⑥ ペアローン・収入合算を検討する

1人で審査に通らない場合、配偶者とのペアローン収入合算を検討しましょう。

方法 内容
ペアローン 夫婦それぞれがローンを組む。借入額を増やせる
収入合算 配偶者の収入を合算して審査。1本のローン

対策⑦ 不動産会社・FPに相談する

不動産会社やFPは、どの金融機関が通りやすいかを知っています。

審査に不安がある方は、申し込む前に相談することをおすすめします。

FPが教える「審査前にやるべきこと」

最後に、住宅ローン審査の前にやっておくべきことをまとめます。

審査前チェックリスト

  • ☐ 信用情報を確認した(CIC、JICC)
  • ☐ カーローン、カードローンを完済した
  • ☐ 使っていないクレジットカードを解約した
  • ☐ 携帯料金の延滞がないか確認した
  • ☐ 転職は住宅購入後に延期した
  • ☐ 頭金をいくら用意できるか計算した
  • ☐ 返済負担率25%以下に収まるか確認した

FPとしての本音

住宅ローンの審査は、「借りられるか」ではなく「返せるか」で考えてください。

審査に通っても、返済が苦しくなっては意味がありません。

FPに相談すれば、「いくらまでなら無理なく返せるか」を一緒に計算できます。

まとめ

  1. 審査は2段階:事前審査と本審査がある
  2. 審査のポイント:返済負担率、年収、勤続年数、信用情報など
  3. 落ちる人の特徴:延滞履歴、他の借入、転職直後
  4. 町田・相模原では:地元金融機関が柔軟に対応してくれることも
  5. 事前対策が重要:信用情報の確認、借入の完済、カード整理

⚠️ 審査に落ちてからでは遅い!

住宅ローンの審査に落ちると、その履歴が残ります

何度も落ちると、次の審査がさらに厳しくなることも。

不安がある方は、申し込む前にFPに相談してください。

町田・相模原で住宅ローンのご相談なら

FPマイスターホームでは、住宅ローンの事前相談を無料で承っています。

「自分は審査に通る?」「いくらまで借りられる?」「どの銀行がいい?」

FP×宅建士の視点で、あなたに合った金融機関をご提案します。

🙌 営業が不安な方も、お気軽にLINEください。
まずはご質問だけでも大歓迎です!

LINEで相談